いけだ筆記通訳グループ
「すみれ」

「すみれ」のあゆみ


私たちメンバーは「すみれ」の花の咲く頃、出会いました。



平成11年の新春、『大阪府 要約筆記奉仕員養成講座』を 受講していた3人のメンバーが、
池田市の難聴者の集いに初めて参加し、
手話サークルの方が「要約筆記」をされているのを目にしました。
池田には、まだ要約筆記のサークルがなかったのです。

「せっかく講座で要約筆記を学んだのだから、
それを活かして中途失聴 ・ 難聴者の方に喜んでいただけたら…」

これがきっかけとなり、思いを同じにしたメンバーの熱意で
平成11年7月グループ「すみれ」が正式に発足したのです。

芽生え

当初はメンバーも少なく、技術的にも“まだまだ”でしたが、
平成11年度から『池田市 要約筆記ボランティア養成講座』が開催され、
毎年修了生が「すみれ」の仲間入りをしています。

少しずつ「要約筆記」のことも知られるようになってきました。

双葉

手書き要約筆記に加え、 パソコン要約筆記にも取り組んできました。
「どうすれば、少しでも多くの情報を正しく、同時性を持って伝えることができるのか」をテーマに、
毎月、手書き要約筆記とパソコン要約筆記の例会をそれぞれ2回実施しています。

生育中

これからも、私たちは要約筆記活動を通じて、
中途失聴 ・ 難聴者が生活しやすい社会環境づくりを目指し、頑張ってまいります。

成長

「すみれ」の活動の中で、要約筆記をとおして、
池田市、池田市社会福祉協議会、
池田市身体障害者福祉会、池田市公益活動促進協議会「トアエル」など、
多くの団体と関わる中で、「すみれ」は助けられ、支えられてきました。
多くの人に助けられて「すみれ」があることを実感するとともに、
ここまで成長してこれたことに、感謝しています。

学校との関わり

小学校の教科書に 点字 ・ 手話 は載っていますが、要約筆記はありません。
学校で習ったことは、のちのち思い出して役に立つことが多々あります。
記憶の中にあることで、いつの日にか「ボランティア活動を」と思ったときに、
「始めてほしい」「理解してほしい」という思いで、福祉体験授業にも取り組んでいます。

今後のひろがり

数年前に池田市公益活動促進協議会「トアエル」より、講演会での要約筆記の要請があり、
そのご縁で、他市からの要約筆記の要請を受けました。

ご縁の大切さを感じるとともに、人とのつながりの中で、
今後も「すみれ」の活動を広げたいと思います。


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